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企業再生の願い

 さる経営コンサルタントの先生から「大変化の年となるようです」との賀状をいただきました。
 大変化である以上、中小企業の経営者の方々にとっては相当の覚悟をしなければならないようです。つまり、時代の風景が激変する中で、経営資源を、昨日という過去のためでなく、明日という未来へ向けて投入する意思決定と、それに向けて経営資源を集中する決断が求められ、この決断と行動には限りない不安感が伴います。しかしこの不安感を乗り越えなければ明日という未来は見えてこないことも確かなようです。
 稀代の貧乏禅僧であった澤木興道老師が言われるには「お多福が甘酒飲んだようにボケーとするな。本当の安心とは、願いがハツキリすることじゃ。そこで一生懸命心配して、努力して、自分を見失わんようして、一歩一歩油断なくギュッギュッといつも地に足をつけてやって、初めてそこに安心が見出されるんじゃ」
 また、言われるには「この世の中は、いずれにしても大したものではない。金持ちと貧乏、社長と平社員、高官と下級官僚、どちらにしても飯を食って糞するだけじゃ。ここで一番、誓願を持って人生という川にバッと自分から飛び込むか、それともいつの間にやら川に落ちてアップアップやって死ぬか、これだけの違いじゃ、なあに自分くらい地獄に落ちたっていいじゃないか。地獄は面白いぞ」
2010年1月3日 岡

デフレスパイラルの怖さ

 利益は価格×数量で求められますが、中小企業にとってデフレ環境ほど怖いものはありません。なぜなら大企業は販売価格を下げない代わりに工場の閉鎖、首切り等の生産調整で利益を確保することができるのに対し、中小企業はもはや生産調整する余地はまつたくなく、価格競争でしか戦えないからです。
 ましてや大企業の生産する原材料を仕入れなければならない中小企業にとって、売値は下がり、仕入価格は下がらない事態は粗利益の激減を意味します。
 さらに大企業の工場閉鎖等にともなう失業率の増加は、消費需要の減退を伴ってますます価格競争となります。
 時代の風景はまったく変わってしまったといっても過言ではないと思います。では我々中小企業はどうすればよいのか、ちょうど戦後の荒廃の中だからこそ新しい製品やサービスが生まれたように、私たちの心の中にに企業家精神を呼び覚ますことが肝要かと思います。変化への挑戦です。
 戦後の荒廃の中で人々に勇気を与えた澤木興道(宿なし興道)老師は言われました。「『食えん、食えん』というので『そんなに食えんなら死んだらどうか』というと『ウワッ!』と言った人がいる。働くために食うのか、食うために働くのか、たいていの人間は一生涯、食べるための口に使われておる。これはもう負け戦じゃ、我々は何らかの使命のために命をつなぐので、そのためにこそ、どうしても食べなければならんのである」12月13日 岡

変化への挑戦

最近20年前のベルリンの壁の崩壊、つまり共産主義の消滅の歴史を検証する報道がされています。そして今、資本主義も大きく変化しなければならない事態に立ち至っているようです。これをポスト資本主義社会という識者もいますが、今を生きる私たちにとつては、どうやら変化への挑戦だけは続けていかなければならないようです。宿なし興道(澤木興道老師、昭和40年に遷化)が言われるには「ぐずぐす言うな。現在ぎり、今ぎり、この瞬間ぎり。ここに精いっぱい力をいれるより他に何の途もない」、また言われるには「『何事もなきぞ』と慈雲尊者の大きな掛け物に書いてある。人生泣いたり笑ったりヤッサモツサの大騒動だが、この何事もない世界からみたら実は何でもないことである」  2009/11/1 岡

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